地域の子ども・若者にとって、困りごとに気づき、受け止められる「ばんそうこうを貼る」役割としての地域住民の存在は重要です。しかし、子ども・若者は今何に困っているのか、自分に何ができるのか、関わる上でのNGがわからない、など関わり方への不安もよく耳にします。 そこで、さまざまな現場で活躍するゲストのお話をヒントに、「地域の子ども・若者を地域が支える仕組みづくり」を目指して何をすべきか、を考える連続講座を開催します。子ども・若者に「やさしく」関われる地域住民が増えるために、どんなことが必要かを考えましょう! 多数のご参加お待ちしています。
<第1回>子どもの声を「聴く」とは?~子どもの“安全・安心の原点”を考える
「子どもの権利」を考える上で、子どもの声を聴くことや、子どもの安全・安心を守ることの大切さはよく言われます。しかし、「声を聴く」とは「話を聞く/わがままを許す」とどのように違うのでしょうか? 「安全・安心」は「衣食住を守る」ことでよいのでしょうか? 子どもの権利と大人の権利のちがいは何かあるのでしょうか? 今を生きる子どもたちにとって私たちにできることは何か、を考え「子どもの最善の利益とは何か」を探るヒントを探ります。
日時: 2020年1月19日(日)13:30-16:30
場所: 尼崎市立小田北生涯学習プラザ 実習室 (JR尼崎駅北口徒歩3分)
https://odakita-plaza.com/index.html
ゲスト: 北野真由美さん(NPO法人えんぱわめんと堺/ES 代表理事)
大阪多様性教育ネットワーク共同代表ファシリテーター・人権研修ファシリテーター。人権研修や人間関係づくり(コミュニケーション、ネットいじめ、性暴力、デートDVなど)、多様性教育を、関西を中心に、就学前の子どもから高齢者などを対象に参加型研修で進めている。
<第2回>地域は子どもの安全・安心を担保できているか?
地域と学校が連携・協働して、地域全体で未来を担う子供たちの成長を支えていく「地域学校協働活動」が学校現場で進められています。しかし、地域と学校が連携するとはどういうことでしょうか? 協働するための信頼感はどのように育まれるのでしょうか? 教育と福祉の双方の視点をもって、学校現場での子どもや家族の困りごとに取り組む「スクールソーシャルワーカー」のお話をヒントに、学校と地域とがうまく連携できるコツを探ります。
日時: 2020年2月11日(火祝)13:30-16:30
場所: 尼崎市立小田南生涯学習プラザ 大会議室 (JR尼崎駅南口徒歩5分)
https://odaminami-plaza.com/index.html
ゲスト: 寺本智美さん(スクールソーシャルワーカー)
社会福祉士/一般社団法人代表理事 学生時代は国際協力のNGO活動に従事。その頃子どもの権利条約を学ぶ。 2008年より大阪府のスクールソーシャルワーカーとして活動を始め 現在は尼崎市、大阪府松原市、大阪府立高校のスクールソーシャルワーカー。
参加費: 1000円/回
対象: 子ども・若者支援に取り組んでいる、または関心のある人
子ども・若者を地域で支えるコーディネーターに関心のある人
(コミュニティワーカー、学校支援ボランティアコーディネーター等)
定員: 30名
お問合せ先: NPO法人場とつながりの研究センター
〒669-1533 兵庫県三田市三田町29-14
Tel: 079-553-2521 / 090-6505-1935(担当:大島)
FAX: 079-553-2522
Email: info@batotsunagari.net