①フューチャーセッションってなに?
今回のテーマである「フューチャーセッション」とは何でしょうか? 「未来志向の対話の場」と言われますが、わかるようでわからないような・・・
日本でフューチャーセッションの第一人者といわれている野村恭彦さんが、フューチャーセッションについて書かれている記事のリンクをご紹介します。最後の最後は会員登録しないといけないページで恐縮ですが、概要だけでもつかんでいただければ。
新しい未来をつくる、新しい対話の場「フューチャーセンター」って知ってる? [マイプロSHOWCASE]
http://greenz.jp/2012/08/22/futurecenter_taiwa/
②静大フューチャーセンターとは
今回ゲストとして兵庫にお越しいただくのは、「静大フューチャーセンター事務局」のみなさま。静岡大学の学生と教員とで構成されている団体です。毎月1回、学内でフューチャーセッションを開催しているそうで、これまでに50回を超えるセッションを開催してきました。
これまでのセッションの一例をご紹介。
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・コミュニティカフェ企画-どんな価値があれば人は訪れるのか?(第1回)
・10年後、静岡の介護の未来は明るいか?
・訪日観光客が静岡県を素通りせずにもっと来てもらうためには、どのような取り組みが必要だろうか?(第30回)
・日常で考える●●と人権(第33回)
*テーマを設定せずに参加者から出したところ、これになったそうです。
・静岡の未来を考えよう~新聞ってどんな存在?
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・・・実に多様なテーマですねΣ(゚Д゚) ここ最近は外部からテーマの持ち込みが多くなっているそうで、地域の企業からの相談も来るようになっているとのこと(上にあげた訪日観光客も新聞も、地元の企業からの持ち込み企画)。その相談を全部受けいれるわけにはいかないので、「前さばき」をするのがおっちゃん(教員)の役割だそうで。こういう学生と教員の関わり方、役割分担もとても特徴的で、とてもいいなと思っています。
学外からも声がかかっています。最近は、若者が消費について主体的に考える場づくりとして、「しずおか消費者教育未来会議」の立ち上げに関わっているそうです。そのあたりの記事を、いくつかリンク貼りますね。
静岡新聞「消費と社会、若者が意識 静岡県「未来会議」発足」(2016/12/2 11:00)
NPO法人静岡時代「静岡県の大学生が介護の未来を考える〜静大FC特別セッション〜
③静大フューチャーセンターのことをもっと知りたい!
今回の講座では、前半に静大FCのお話を先生から伺い、後半に学生ファシリテーターによるフューチャーセッションを行います。
フューチャーセッションのファシリテーターを担うのは、第4代学生ディレクターの奥洞知依(おくぼらちえ)さん。“ぼらちゃん”の愛称で親しまれている、農学部3年生です。打ち合わせの際にお話させていただきましたが、なんていうんですかね、ほんわかした雰囲気から発するお話一つひとつに彼女の“信念”が込められているんですよね。まさに、静大FCの「人柄」があふれ出ている感じがします。
そんな彼女についての紹介記事がありますので、興味ある方はこちらをどうぞ!
●しずおか賢人~毎日が広がるしずおかマガジン「大学生ブランドをフル活用!学生だからこそできる、新しい地域参加のカタチ」
静大FCの土台を支える、というよりは「見守る」担当は、宇賀田栄次先生(学生支援センター)と佐藤直樹先生(社会学)。今回お二人とも神戸まで来てくださります! 学生が中心となって行う静大FCにオトナがどう関わっているか、その距離感もまた要注目です!
静大FCについて宇賀田先生がまとめられた研究報告が公開されていますので、興味ある方は以下のURLからご覧下さい(PDF)。
●「地方国立大学におけるフューチャーセンターの意義と役割~「静大フューチャーセンター」の実践を通じた地域連携の観点から」(『静岡大学生涯学習教育研究』第18号、2016年:PDF)
●「静大フューチャーセンター」が1周年を迎えます(静大ホームページ)
④いよいよあさってです!
みなさま、お仕事、その他お忙しい中、お時間つくってご参加いただき、ありがとうございます。当日はいろんな立場・分野の方が参加されます(現時点で20名弱程度です)。そういう多様な属性をもつ人たちが集まるからこそ、不思議な化学変化が起きるかもしれません。そんな予測不可能さも含めて、楽しめたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
最後に、打ち合わせ時の写真を。左から、宇賀田先生(見守り担当)・奥洞さん(ディレクター)・オオシマ・佐藤先生(見守り担当)です。当日はそれに加えて、「静大FCの母」と称されるOBの方や、高校生スタッフまで…なんという幅の広さ。そんな出会いも楽しんでいただければと願っています!