場とつながりの研究センターは、多文化の人たちが共生するまちづくりの支援活動を行っています。
大学生のまちづくり参加促進
関西学院大学総合政策学部「都市政策演習2」に協力、20 人の学生に対して「対話のまちづくり」がテーマの演習を展開し、「みんなでまちの未来を話そう、考えよう」と題した企画を実施しました。
テーマ | 実施日 |
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①学生と市民の交流のきっかけづくりを考えよう!! | 2021 年7月4 日(日) |
②三田市の魅力は何だろう?? 三田おすすめ●●選を作ろう! | 2021 年7月4 日(日) |
③あつまれ三田市民! 語ろう、三田のこれから!! | 2021 年7月4 日(日) |
④三田の新しいマツリゴトを企画してみよう!! | 2021 年7月4 日(日) |
在住外国人支援を通したまちづくり支援
①北神日本語教室
在住外国人区民が生活や働くうえで必要な日本語を習得できるよう、養成講座を受講した日本語ボランティアが1対1で教える地域日本語教室を、2019 年12 月に開設しました。日本語のみならず、暮らしにまつわる生活相談や文化、社会ルールなども一緒に学びあっています。
- 日時: 毎週水曜日 18:30~20:00
- 場所: 北神区文化センター会議室
- 参加費: 1500円/月
②日本語ボランティアブラッシュアップ研修
日本語ボランティアがより良い活動をおこなうためのブラッシュアップ講座を実施しました。講師より日本語の教え方や相談事のサポートについての助言を受け、また日本語ボランティアとして学習者としてのかかわり方も学びました。
- 日時: 2020年9月30日、2020年11月18日、2021 年3月1日
- 講師: 尾形 文 さん (公益財団法人神戸国際コミュニティセンター地域日本語教育総合的な体制づくり推進事業総括コーディネーター)
子ども×まちづくりフューチャーセッション
地域活動をしている人・これから始めようと考えている人を対象に、子どもに関するテーマでの対話の場を行い、課題を共有し、仲間づくりを行い、活動との出会いを作り出すことを目的に開催しています。今期は、コロナ禍での一斉休校の経験を踏まえ、子ども・家族にどのような食糧支援ができるかを考える会を開催しました。
内容 | 実施日 |
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子どもの食の保障に地域ができることは? ~一斉休校に備えて、今考えよう | 2020 年12 月6 日(日) |
まちの10 年後を考えるワークショップ
大原桂木ふれあいのまちづくり協議会(神戸市北区)からの依頼で、まちびらき後30 年のニュータウンのこれからを考えるワークショップを開催しました。協議会の中から有志約15 人が参加し、毎月第3 日曜日の定例会後に検討会を実施してきました。
テーマ | 主な議題 | 実施日 |
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①ここの地域をどう思う? | 助けて!と言ったら助けてくれる住民がここにはいる。 まちのニーズは「交流」から変わってきたのでは? 住民の主体性が生まれるには? | 2020年8 月30 日 |
②「住民主体のまちづくり」とはなにか | 継続は大事。関わり続けることで、住民の受援力も変化。「ふれあい」が主体性に影響。見える化がまちに必要。キーワードは、「共通の話題」・「双方向性のコミュニケーションの場」・「達成感」 | 2020年9 月20 日 |
③ふれあい活動を促進するには? | まちの中の「共通の話題」を考える(防犯・環境・近所付き合い)。困っている人がSOS を出すのが当たり前のまちになるには? 困りごとが集まるには? ふれあい=交流=出会い=外に出るきっかけをどうやって作るか? | 2020年10 月18 日 |
④まちの今を考える【拡大】 | 作業部会のメンバー以外も参加し、以下のテーマに分かれてアイデア出しを行なった。①まちの魅力を考える、②わがまちニュースが住民に届くには、③助け合いボランティアを増やすには、④子どもと教育~住民参画をどう増やす、⑤高齢者の移動をどう支えるか | 2020年11 月15 日 |
⑤北区の人口減少未来図と、自治会・ふれまち協の役割について | まちの人口減少に伴い、民生委員・ちょボラをはじめとした「地域の支え手」をどう増やすか? 自治会・ふれまち協はそれぞれなにをする団体か、特徴を整理。また、「まちの中で行われていること」の洗い出しを行なった。 | 2020年12 月20 日 |
⑥地縁組織の意義と今後の役割を考える | 「持続可能なまち」に必要な要素について議論を行った。 *第7 回(2 月21 日)は緊急事態宣言に伴い休会 | 2021年1 月17 日 |
安心して声を発せられる地域づくり支援
新型コロナウイルス感染拡大によって、「新しい生活様式」を人々に求めることになるなど、社会にこれまでにない変化をもたらしており、結果的に生活上の困難を抱える人々が増え、各種支援を準備している行政においても対応が困難な社会的課題が増えています。
このような中で、三田市・神戸市北神区・西宮北部で、誰にも相談できずに声を出せずに苦しんでいる子ども・若者や家庭の声を拾うことができる地域住民の「寄り添い人」を育成し、彼らの活動拠点となる学習支援・子ども食堂などの「居場所」の立ち上げや基盤強化支援を行います。また、既存の団体や専門家など子ども支援に携わる多職種連携のネットワークを作ることで、困っている人が安心して話せる地域住民と出会い「誰かを頼ってもいい」と感じてもらえるような経験をまちの中に多様に増やすことを目的に活動を始めます。これと同時に、困りごとと出会え、専門機関につなぐためのアウトリーチ体制づくりを進めます。