新型コロナウイルス影響下での、神戸市北神地域・三田市・西宮市北部に暮らす在住外国人の生活と労働についての実態調査(2022年2月)

この報告書は、神戸市北神地域・三田市・西宮市北部の在住外国人や外国人を雇用する事業所にインタビューを実施し、まとめたものです。裏六甲エリアに住み、働く外国人のリアルな声を聴くことができました。

六甲山の北側に位置するこの地域では技能実習生が急激に増加しており、日本の経済を支えている現状があります。一方で、地域社会の一員として彼らの存在は多く語られることがありませんでした。しかし、これからの地域づくりに、彼らの存在は欠かせないのです。

新型コロナウイルスの影響により外国人の入国がこれまでストップしていましたが、今後緩和されて、新たな外国人が入国してくることが予想されます。「多文化共生」が流行り言葉だけにならず、新しい共生社会の実現に向けて、地域の日本人こそ、心構えのアップデートが必要ではないでしょうか。異国の地で不安を抱えて暮らす外国人に対して、地域の隣人である私たちがどのようなことができるか、本調査の報告書がそのことを考えるきっかけになればと願っています。(担当: 本田文代、ドウ・シ・ハ・エン)

報告書全文は以下からPDFでダウンロードできます